電気の事故 〜普段どおりの使い方が、命を奪うこともある〜

【STEP0】電気は“安全”だと思っていませんか?

こんな思い込み、ありませんか?
「電気製品はちゃんと動いてるし問題ない」
「ちょっとコードが傷んでるけど大丈夫だろう」
「感電なんて昔の話でしょ?」

…その“油断”が、火災や死亡事故につながることもあります。

電気の事故とは?

電気を使う製品や配線の劣化・誤使用・過剰負荷などによって起きる、感電・発火・火災・死亡などの事故です。
目に見えないからこそ、発見が遅れ、被害が大きくなりやすいのが特徴です。

よくある「電気事故」のパターン

  • [たこ足配線] → [発熱] → [火災]
  • [破れたコード] → [ショート] → [感電・発火]
  • [浴室コンセント] → [水気接触] → [感電死]

【STEP1】あなたの家は大丈夫?

シーン:自宅リビング、延長コードに家電を複数つなげている
Q. あなたはどうする?
A まだ使えるからそのままにしておく
B 本当に危ないのかネットで調べてみる
C 古そうなコードは念のため取り替えることにした

A × 「見た目に問題がない」=「安全」とは限りません。内部が劣化していて、“ある日突然”ショートや発火することもあります。

B 〇 疑いを持つことは良い思考です。

C 〇 「念のため」も予防策としては良い思考です。 

【STEP2】電気の事故が起きる“見えない理由”

知らずにやりがちな「危険行動」

行動例 なぜ危険か
電源コードを束ねて使用 熱がこもりやすくなり、発火の原因になる
家具の下でコードを踏んで使う 配線が傷みやすく、ショート・感電の原因になる
コンセントを濡れた手で触る 感電事故のリスクが極めて高い
延長コードに電子レンジ+ヒーター 合計電力オーバー → 発熱 → 発火

実際にあった事例(図解付き)

  • 古い扇風機が発火し、寝室全焼
  • 破損したコードをテープでぐるぐる巻き → 漏電 → 感電死
  • ベッド下の延長タップが溶けて焦げ → 火災一歩手前

【STEP3】“まさか”が現実になった夜

ストーリー体験:主婦・田村さんのリビング火災
寒い冬の日、いつものようにホットカーペットとこたつを同じ延長コードで使っていた
→ しばらくすると、焼けるような臭い
→ コードが発熱していたが、気づかずそのまま使用
→ 深夜2時、延長コードが発火 → カーテンに引火 → 火災発生
→ 家族は何とか逃げ出したが、家は全焼

教訓:“一度もトラブルが起きていない”=安全ではない

「何年も使ってるけど大丈夫だった」こそ、危ない兆候です

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